真夜中の貨物列車に飛び乗った夢
真夜中の貨物列車の音は
どうしてあんなに乾いていながらも 僕の心を湿らせるのか
夏の夜 暑さしのぎに開いている窓のせいか
回り続ける扇風機の後ろを通って 夜風に乗って
少し 歪んで聞こえてくるのか
小休止しよう
扇風機はリモコンで
宵の街のざわつきは 窓を閉めて
線路を伝って芯から芯へ
ボンッ!ボンッ!ボンッ!とこちらへ届く
あの列車の仕事の音は
僕が僕が僕がギブアップして
目をつむって手のひらをむすんで
あちこち いろんな回路を閉じて
鼻息 スーッ、スーッ、って
わずかな抵抗だけで今夜も 夢のふちまで行って 戻って
大好きな真夜中の貨物列車の音
いつまでもこの街であの人のそばで
心で寄り添って 聞いていられますように…